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尼子経久―毛利が挑んだ中国の雄 (PHP文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 324424 位
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名将
大河ドラマ「毛利元就」で緒方拳氏が、尼子経久の役を、
ものすごい迫力で演じていて、この人を好きになりまし
た。そして、手に取ったのがこの書籍。昔に読みました
が、あまりお奨めできる作品ではありません。「浅井長
政」と同じシリーズでしたが、このシリーズはどうも、
歴史の脇役たちの略歴を駆け足でたどるような浅い作品
が多いのでしょうか?読み応えがないのであります。
私のように若干、深く歴史を愛する者にとっては、書き
手の自己満足に付き合わされたようで、不満なのと、主
役を主役たらしめるための、根拠の薄い祭り上げ方はど
うも肌に合わないようです。
ただ、やはり戦国初期の尼子経久の活躍には舌を巻くも
のがありますし、やはり人心をまとめることに関しては
卓越していた人物だと思います。
尼子経久という一人の傑物の話
戦国時代に詳しい人でなくても、"三矢の訓"で有名な毛利元就の名前は聞いたことがあるだろう。しかし、彼の前半生が大内と尼子という二大国に翻弄されていたことはあまり知られていない。本書は、その片翼であった尼子家を、一代で大大名に伸し上げた尼子経久の伝記である。
尼子経久は、戦国前期から中期にかけて山陰地方で活躍した戦国大名である。一時は城を追われて浪人の身にまでなった人物だが、最大版図は出雲を拠点とした中国地方十一州を自領とした程の大人物である。
筆者は経久の将としての特徴として、家臣団を厚遇した点を強調している。そのため家来は経久に忠誠を誓い、家臣団は一致団結した。その一方、親類に対する扱いはそこまで高くなく、それが三男興久の謀反を招いたと考える。また、その統治は経久の個人的資質に依るところが大きかったため、彼の亡き後の尼子家は衰退の一途を辿らざるをえなかった点も見逃せない。
私自身は、尼子経久は毛利元就との関係性のみでしか理解してなかったため、彼自身に焦点を当てたこの本は、じつにおもしろかった。特に応仁の乱など中央の情勢と地方の情勢が密接に絡んでおり、戦国時代の幕開けとなる様子を、尼子経久という人物を通して改めて知ることができた点がよかった。
山陰の名将の話です。
この人ほど男の中の男はいないのではないかと思う人の話です。特に若き日の尼子経久の姿には共感を覚えます。戦国時代初期の最大の実力者といってもいい経久の不撓不屈ぶりを、是非多くの人に知ってもらえたらと思う内容です。
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